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オランダ生活

オランダ移住生活│25日と26日がクリスマス?オランダのクリスマス事情を紹介!

2019年12月27日

ヨーロッパのクリスマスというと、とても豪華なイメージがありますよね。

私は今年のクリスマスはオランダで過ごす初のクリスマスとなりました。
ひさと

 

これまでイギリスで2度クリスマスを迎えたことがありますが、ヨーロッパのクリスマスは本気度が高くデコレーションやツリーもとても豪華で本当に素敵です!

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私の感覚ではイギリスはエリザベス女王をトップに置いた独自のキリスト教を持っている為か宗教色が濃いように感じたのですが、オランダのクリスマスはそこまで宗教色を感じることがないなぁと感じています。

 

というわけで、今回は私自身初めて体験したオランダのクリスマスについて紹介していきます。

オランダのクリスマス

オランダのクリスマスは25日と26日が大事

オランダのクリスマスも他の西洋諸国と同じように、家族で過ごすものという雰囲気があります。

 

日本ではどちらかというと子供やカップル向けのイベントな雰囲気があるクリスマスですが、オランダでは家族みんなで集まって時間を過ごすのが普通で、日本でいうお正月の雰囲気がクリスマスにある感じです。

 

そんなオランダのクリスマスですが、日にちの設定が面白いことになっています。

  • 24日 クリスマスイブ
  • 25日 クリスマス一日目
  • 26日 クリスマス二日目

ご覧の通り、26日もクリスマスと考えるのです。

 

例えばイギリスでも25日のクリスマスの翌日26日はBoxing day(ボクシングデー)という名前での休日がありましたが、オランダでは26日は休日ですがボクシングデーではないそう。

 

相方くんは英語では「second christmas day(クリスマス二日目)」と呼んでいます。

ちなみに26日がクリスマス二日目となっている理由を相方くんに聞いてみましたが、はっきりとしたことは分かりませんでした。
ひさと

 

日本では24日のクリスマスイブがなんなら一番盛り上がりますよね。

 

そして25日にクリスマスを迎えて、26日はこれと言って特に何もない普通の日になる感じですが、オランダでは25日と26日の二日間がクリスマスで大事な日になっています。

 

クリスマスの準備はシンタクラースが終わってから

クリスマスはオランダでももちろん重要な12月のイベントの一つです。

でも実はクリスマスが来る前にオランダ人にとっては非常に大事なイベントがもう一つあります。

シンタクラースです。

 

サンタクラースっぽい名前ですが、サンタクラースではありません。

 

シンタクラースです!

 

11月の末頃に聖ニコラウスがスペインからズワルトピートという黒塗りの3人の従者を連れてオランダに船でやってくるところからイベントはスタートします。

そして12月5日まで彼らはオランダに滞在し、その後スペインへ帰っていくのです。

このシンタクラースについて今年はその時期に記事にし損ねてしまったのですが、また追って記事にしたいと思いますので、シンタクラースについての詳細はここでは省きます!
ひさと

 

オランダ人的にはこのシンタクラースこそがサンタクロースのオリジナルであり、サンタクロースはシンタクラースを元に作られたものである為にシンタクラース祭こそが重要だというように感じているようです。

ネルソンダック
実際にサンタクロースはシンタクラースが元となっています。

 

シンタクラースはスペインから到着した時の様子が公式にテレビで放送されるなどして、クリスマスよりも一層盛り上がり度が高いように感じます。

 

というわけで、このシンタクラースのイベント全体が終了するまで人々はクリスマス感は一切漂わせません!笑

 

そしてこのシンタクラースのイベントが終わってからついにクリスマスの準備に入ります。

 

本気度の高いクリスマスツリー

イギリスでももちろんそうでしたが、ヨーロッパのクリスマスはとにかく本気度が違います。

本物のもみの木が売りに出されてみんなそれを買いにでかけます。

 

私と相方くんは本物のもみの木は用意せずに小さ目のツリーを準備しました。

初めてのオランダでのクリスマスということで、飾りつけは全て私に任せてくれました。
ひさと

我が家のクリスマスツリー

小さ目だけど、紫とキラキラが綺麗な可愛いツリーになりました。

 

一方、相方くん母の渾身の作である相方くん両親宅のツリーがこちら!

昼間バージョン

夜バージョン

ネルソンダック
めちゃくちゃ綺麗で可愛い…!

 

義母のこのセンス、素晴らしいです本当に。

ついつい何枚も写真を撮ってしまうほどの仕上がり度です!

 

他にもベランダや部屋の中が色々とクリスマス仕様になっていました。

他にも家中あちこちがクリスマス仕様になっていて本当に義母のセンスが光っていました!
ひさと

 

お年玉のようなクリスマスプレゼント

私達は24日のクリスマスイブの夜に相方くん両親宅に相方くん兄カップルと私たちが集まり、クリスマスパーティーをしました。

 

大人ばかりなのでこれと言ってめちゃくちゃクリスマスな雰囲気で盛り上がったというわけでありませんが、嬉しいことに義両親が私達にクリスマスプレゼントを用意してくれていました。

 

また、相方くんの95歳になるおばあちゃんからも相方くんと私それぞれに€100ずつクリスマスのお小遣いを貰いました…!

感覚としてはお正月にお年玉をもらったような感覚ですね。

 

相方くん曰く、相方くん祖母は毎年クリスマスにはこうして孫にお小遣いをくれるんだそう。

今年は相方くんの嫁となった私にも準備してくれたようで、本当にありがたかったです。

 

クリスマスディナーは焼肉方式!

これはたまたま今年の相方くん両親宅のクリスマスディナーがそうだったという話で、オランダ全体がそうだというわけではないと思うのですが…

この日のディナーは室内での焼肉スタイルディナーでした。

 

テーブルには鉄板が用意され、一人一人小さなフライパンも自分のプレートのところに用意されていました。

そしてその小さなフライパンに好きな具材を載せて鉄板で焼いて食べるというスタイル。

私にとっては初めてのスタイルの焼肉…バーベキュー…鉄板焼き!?ですごく新鮮でした。

小さなフライパンが3枚

好きな具材を入れて鉄板の上で自分で調理

具材はナシ(野菜などが入ったご飯)やポテト、野菜やお肉など

相方くん
もちろん人や家族にもよりますが、クリスマスの集まりではこのスタイルでご馳走を食べるというのが定番の一つです。

 

冬の定番温かいグリューワイン

食べ物の他にも、オランダ人としては絶対に外せないビールや、ビールがあまり得意ではない私向けにサイダー(リンゴから作られているお酒)などもしっかり用意されていました。

その中でも私がお気に入りでおすすめなのが温かいワイン、グリューワインです。

赤いブーツの形のカップに入ったグリューワイン

イギリスでは「mulled wine(モルド ワイン)」と言っていましたが、オランダでは「gluhwein(グリューワイン)」と呼ばれています。

日本でもグリューワインと聞くことの方が一般的な気がします。

 

赤ワインにシナモンなどのスパイスと砂糖を加えて温めて飲むワイン、グリューワインですが、本当に美味しい!

温かくて体も暖まります。

 

自分たちで作る人もいるのかもしれませんが、元々グリューワインとしてボトルに入って売られているワインを購入してきてコンロで温めて飲めるので簡単に美味しくいただくことができます。

 

またマーケットなどでグリューワインを飲む際には、グリューワインをカップで購入して飲む時にカップ代もデポジットとしてワイン代と一緒に支払い、2回目からはワイン代だけでおかわりができるようになっています。

 

飲んだ後にそのカップを持ち帰りたければデポジットとしてカップ代を先に支払っているのでそのままカップを持ち帰ってもいいという仕組みになっています。

使っていない綺麗なカップが欲しいという時にはその旨伝えると綺麗なものと交換してくれます。

 

また、カップを持ち帰らずに置いて帰るという時には、お店に伝えるとカップ代として支払っていたデポジットを返してもらえます!

 

このグリューワインもマーケットの楽しみ方の一つですね!

義両親宅のグリューワインマグカップコレクション

 

日本でもこの美味しいヨーロッパのグリューワインが簡単に入らないかと日本のAmazonで調べてみましたが、オランダ産のものは見つけることができませんでした。

代わりにドイツのものは発見できたので、ヨーロッパのグリューワインを試してみたい方は是非どうぞ!

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伝統的なオランダのクリスマス

クリスマスよりもシンタクラースの方が大事な雰囲気があるオランダではありますが、そうはいってもやっぱりクリスマスの重要度ももちろん高く、街中がクリスマス色に染まります。

 

私はたまたまかなり郊外の方に住んでいますが、アムステルダムなど大きな都市に行くとより一層街やストリートがクリスマス仕様になっていてまた見ごたえがあると思います。

 

相方くん一家は無宗教なので、イエスキリストが生まれたこの日を祝うという感覚はないようで、どちらかというと年越し前に家族が集う年の瀬の家族のイベントという感覚の方が強い感じです。

 

相方くん曰く、もともとクリスマスは冬至を過ぎてこれから少しずつ日が長くなっていくのを祝うイベントだったんだそう。

ちなみに今年の冬至は12月22日でした。
ひさと

 

日本も冬至にはゆず湯に入るという風習がありますよね。

日本の場合はそれがそのまま今に生きていますが、ヨーロッパに元々あった冬至の概念を持つ勢力がキリスト教が広まるにつれてキリスト教に取り込まれていき、キリストが生まれた日であるとされる12月25日にまとめて全てを祝おうという風に統一されてしまったそうです。

 

そんなこともあって、相方くんの家ではキリストが厩で生まれる瞬間の様子を描いた置物などは一切置いていません。

 

置いている家などもありますが、イギリスにいた時に比べると断然キリストの厩の置物を目にする機会が少ないと感じています。

 

イギリスでは25日当日の午後にエリザベス女王のスピーチがテレビで放送されますが、それを観た時にかなり強い宗教感を感じたことがあります。

 

女王が国の代表、イギリスのキリスト教の代表として、スピーチの中でジーザス・クライストのことにを公式に触れていてちょっと驚きました。

2019年版エリザベス女王クリスマススピーチ

 

一方オランダでもどうやら国王のスピーチが毎年25日に行われているようです。

 

今年2019年バージョンのスピーチを見てみましたが、どんなことについて話されていたのか相方くんに確認したところ(オランダ語が分からないので相方くんに通訳してもらいました。)、大きく2つに分けて自由と幸せについて話をされていたようです。

2019年版ウィレム国王のクリスマススピーチ

自由であることは自然なことであり、性別人種など関係なく、全ての人が自由である。

人の幸せを見て妬ましく思ったり、自分が幸せでないと感じても、いつかきっとかならず幸せが訪れる。

 

ザックリと言うとそんな感じのことをお話されたらしく、エリザベス女王のようにキリスト教のことについては一切触れなかったようです。

 

国ごとに色々違いがあって面白いですね!

 

今この記事を書いているのが12月26日なので、最初に触れたようにオランダでは今日までクリスマスです。

残り少ないクリスマスタイムを楽しみたいと思います。

クリスマスツリーはだいたい1月末頃までみんな出したままにしてるらしいですけどね!
ひさと
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