日本の電車は時間に正確なことで有名です。
では、イギリスの電車は?
今日はイギリスの電車事情について紹介します。
遅延は普通
まず、イギリスの電車が予定の出発時間に来ないということはザラにあり、いたって普通の出来事として捉えられています。
数分~15分程度の遅延であれば誰も騒ぎ出すこともありませんし、皆だまって淡々と目的の電車が来るのをプラットフォームで待っています。
キャンセルも普通
イギリスでは電車の遅延だけでなく、キャンセルも頻繁に起こります。
乗るつもりにしていた電車が急にキャンセルになって乗れなくなった、と言う経験は私も何度もありますし、やはりそれで怒ったり騒いだりする人はいません。
少なくとも、私は見たことがありません。
みんな気が長いなぁ~と思っていつも見ています笑
残念なことですが、それくらい電車のキャンセルは普通に起こる出来事として皆捉えているようです。
私の体験談
私の電車の不幸な体験談を軽く紹介したいと思います笑
1.乗るはずの電車がキャンセル
ブライトンからロンドンへ向かう為に乗る予定にしていた電車がキャンセルになってしまった時のこと。
特に土日は電車がキャンセルになる可能性がぐっと上がり、毎週のように電車がキャンセルになることもありました。
その時私が乗る電車はキャンセルになってしまったのですが、その分いくつか先の駅まで、電車の代わりにバスが出ることになりました。
まずはそのバスに乗っていくつか先の駅まで40分ほどかけて移動。
そこから今度は電車に乗り換えてロンドンへ、という流れでロンドンへ何とか到着しました。
普通に電車で向かっていれば1時間でロンドンに到着するはずのところを、バスと電車を使って2時間以上かけてようやく辿り着くことができたのでした…。
2.途中で電車がストップ
ある日、今住んでいる街からロンドンの最寄りの駅まで向かっていた時のこと。
乗っていた電車が急に途中の駅を過ぎたところでストップしてしまいました。
線路の途中でストップしてしまったのです。
そして車内でアナウンスが流れました。
内容は、前を走っていた電車が故障してストップしてしまい、立ち往生しているため、この電車が先に進めなくなった、というものでした。
日本では電車が故障して線路の途中で止まるなんてこと、滅多にありませんよね…。
前を走っていた電車が修理されて走り出すまで待ちます、というアナウンスがその後流れましたが、結局は、
「申し訳ありませんが、この電車は一つ前の駅まで戻ります。一度そこで降りて次の電車が出るのを待ってください。」
というアナウンスが再度流れ、さっき通り過ぎたばかりの一つ前の駅まで、なんと電車が線路上をバック。
そして一つ前の駅で降ろされてしまいました。
その時にはロンドンで友人と会う約束をしていたのですが、結局は線路上で故障して止まってしまった前の電車が動くようにならない限り、次の電車が来たところで進めないわけで、それが一体いつになるか見当もつかなかった為、あきらめ、反対方向行きの電車に乗り換え、家に戻ったのでした…。
この、前を走っていた電車が故障して自分の乗っていた電車がストップしたという経験はこの経験も含めて2回あります。
もう1回の時は無事に前の電車が動き出したらしく、私の乗った電車も進み始めたので、30分くらい待ちましたが、無事に事は済んだのでした。
まとめ
遅延ならまだしも、キャンセルも本当に日常的に起こることなので、本当に大事な予定や約束があるときには、一つ前の時間の電車に乗るくらいの気持ちで駅に向かった方がいいかもしれません。
滅多に起こらないことであればそこまで備えておく必要はないですが、残念ながら遅延とキャンセルはイギリスでは滅多に起こらないことどころか、日常茶飯事に起きてしまうので、用心しておいた方が無難かと思います。
冬の雪の日などもすぐに電車はキャンセルになってしまいますので、気を付けましょう!