日本では2月と言えば節分!
そしてそれに続いてバレンタインデーがあります。
イギリスでも2月14日はバレンタインデーでちょっとしたイベント感が漂います。
私もイギリスに2年間滞在している時に現地でバレンタインデーの雰囲気に触れる機会があったのですが、日本とはまた違ったイギリスのバレンタインデー事情を知ることができて興味深いものがありました。
今回はそんな日本とはちょっと違うイギリスのバレンタインデー事情について紹介します。
イギリスのバレンタインデー事情
男性から女性へのプレゼント
聞いたことがあるかもしれませんが、イギリスを含めヨーロッパのバレンタインデーでは、男性が女性へプレゼント、もしくは薔薇を送るのが定番となっています。
それも、「愛する女性へ」というところがポイントです。
このバレンタインデーはカップルにとってはとても大事な日の一つ。
薔薇の花束に限らず、何かプレゼントを彼氏から彼女へ、旦那様から奥様へ贈るということで、男性陣は何を準備するかソワソワ、貰う側の女性もソワソワ。
何となく人々の雰囲気がキラキラしているように感じます。
さて、基本的に男性から女性へ贈りものをするのが定番であるイギリスのバレンタインデーですが、時には例外もあるよう。
私がボランティアをしていた施設の私のボスだったおじさんは、バレンタインのプレゼントやカードが6人の人から家に届いたそうで、どれも匿名だったそう。
イギリスのバレンタインではこうして匿名でプレゼントやカードを贈るのも定番だったりするようです。
誰から送られて来たかだいたい検討のつくものもあるとは思いますが、匿名で自宅にプレゼントやカードが送られてくるなんて、今のご時世ちょっとある意味ドキドキする気もしますが、とっても粋で素敵ですよね!

そういった感じで、定番の男性から女性へ、ということでもなく、匿名の誰かからあなたへ、という感じで日頃の感謝の気持ちやお世話になっている人から贈り物が届くということもあるようです。
薔薇の数は12本
バレンタインのプレゼントとして薔薇の花束を贈る場合は、絶対というわけでもないようですが、薔薇の花12本という伝統というか、お決まり、みたいなものがあるようです。
ちなみに12本の薔薇の花束の内、11本が赤い薔薇で、そこに1本白い薔薇を入れるのもお決まりの一つなんだそう。

イギリスにホワイトデーはない
日本では2月のバレンタインデーに女性が男性にチョコレートなど何かプレゼントをした後、3月にホワイトデーが控えていますが、イギリスにはホワイトデーなんていうものは存在しません。
実はホワイトデーは日本独自のイベントで、イギリスでホワイトデーと言っても「何それ?」となって話が通じません。
男性から愛する女性に薔薇もしくはプレゼントを贈ったあとに女性がそのお返しをする、という流れがないところが見返りを求めていない感じがしてさすが紳士の国…!と言う感じがします。


バレンタインのハッピーな雰囲気を楽しもう!
愛する女性へ薔薇をプレゼント…
というのが通例のイギリスのバレンタインデー。
この時期にイギリスに遊びに行ってみるとその雰囲気のおこぼれにあずかることができるかもしれません。
私がボランティアをしていた施設では2月14日のバレンタインデー当日に入居者の為にバレンタインパーティーを開いてケーキを作ってみんなで食べ、楽しいひとときを送りました。
結局は日本と同じように、本気で付き合っているカップルにしか関係ない!というわけではなく、みんなそれぞれがそれぞれのバレンタインデーを楽しむイギリスのバレンタイン事情。
日本とは少し違っていますが、それぞれハッピーな雰囲気が漂うこの季節はいいものですね。
あなたのバレンタインデーも素敵なものになりますように!