こんにちは。
管理人のひさとです。
オランダって、みんな英語を理解して、英語さえわかればオランダ語がわからなくても通じるから、いいよ~(´▽`)
という話を聞いたことはありませんか?
実際それは本当で、オランダの特に若い世代の人たちはネイティブ並みに英語を理解し話すそうです。
英語留学の為にオランダへ行く方もたくさんいるようですしね。
また、少し年配の方なども、話すことはあまり得意ではなくても、聞き取ることは出来たりするようですし、オランダ語が分からない人でも訪れやすく、暮らしやすい場所だと言われています。
そんな「英語が分かれば大丈夫」と小耳にはさんでいた私が実際オランダへたったの6日間ですが滞在してみて思ったのは…
オランダで暮らしていくとなると、やっぱりオランダ語の習得が必要だということ。
今日は体験談を交えつつ、感じたことを書き連ねてみようと思います。
オランダ人はやっぱりオランダ語を話す。
ほんっとーに当たり前すぎることをいいますが、
オランダ人はやはりオランダ語を話しました。爆
外国人相手だともちろん英語に切り替えて話をしてくれるわけですが、やっぱりまず最初に口から出てくるのはオランダ語。
そりゃそうです。
だって第一言語ですもの…!( ゚Д゚)
こちらから英語で話しかけていけばもちろん「あ、この人オランダ語分からないんだな。」と、英語で返してくれるわけですが、やっぱり根本的にそこかしこで耳にするのはオランダ語。
ラジオだってオランダ語。
全ての表記も英語混ざりの時もありますが、オランダ語。
というわけで、今回私はオランダ人の相方さんと行動していたので、行く先々で相方さんのサポートが入りました。
私が英語で話すよりも、現地語の分かる現地人の相方が現地の人と話した方が何事もスッとサッといきますものでね(^^;)
例:お店の店員さん
例えば。
お店で、何か店員さんに尋ねたいことがあったので、相方さんがオランダ語で尋ね、店員さんとオランダ語で会話を始めました。
そして店員さんから聞いた情報を英語で私に伝える相方さん。
そこで店員さんは、私のことを、オランダ語は理解できない、でも英語はどうやらそこそこいけるアジア人だと理解するわけです。
すると、1秒前までオランダ語で相方と会話していた店員さんが、私に突然英語で話しかけてきました。
ちょっと年配の店員さんだったので、英語は流暢という感じではなく、かなりオランダ訛りのある癖の強い英語でした。
そうすると、今ままで相方とオランダ語で話していた店員さんなので、私は一瞬、「ん?」となってしまいました。
戸惑ってしまった理由。
突然英語を口にした店員さん。
こちらとしてはこの人はオランダ語を話すもんだと思っており、
オランダ語を話す=とりあえず今のところ私には全て理解不可
というつもりにしていたので、そこに突然英語で話しかけられると、オランダ語を話すと思っていた前提が覆され、一瞬頭が混乱してしまう…
そんな感覚でした(^^;)
イギリスにいた時には、もちろんみんな周りの人は英語(イギリス英語)を話していました。
”この人たちは英語を話す”、という前提の中で過ごしていたので、何も違和感はないわけです。
ですが、オランダで、英語を理解する人たちだと分かってはいても、基本的にやはりみんな第一言語であるオランダ語を話すわけで、こちらもそのつもりにしているところに急に英語で声をかけられると、一瞬戸惑ってしまうということが何度もありました。
アウェーに感じてしまった家族との時間。
さて、そんな中、オランダ語が出来ないとかなりつらいなと一番感じた出来事が。
今回オランダへ行った目的は、一つは相方さんのオランダでの暮らしぶりを見てみたかったこと、そしてもう一つは、相方さんの家族と対面すること。
この二つでした。
相方さんと私は普段英語でコミュニケーションを取っています。
私は今のところオランダ語は全く分からないし、相方さんも日本語が分からない。
となると必然的にお互い第二言語である英語で会話をすることになります。
ですが、相方さんの英語はやっぱり私が2年間耳になじませてきたイギリス英語とは全く違う、いわばオランダ英語なので、相方さん独自のオランダ語を話している感じのそのままのイントネーションであったり、単純に訛っていたりと、相方さんの英語に慣れるまでは結構時間がかかりました。
そんなこともあり、果たして相方さんの家族とちゃんとコミュニケーションが取れるのか、そういったところも心配の一つでしたし、何よりも将来を見据えた人の家族と会うのですから、そりゃ緊張しました(^^;)
それぞれの英語に対応できなかった私。
ようやく相方さんの家族に対面したわけですが、まず、相方さんのご両親はお二人とも英語を聞き取ることは普通にできますが、喋ることは苦手なようでした。
ネイティブのように英語を話す、という感じではなく、私の英語の方がまだいけるくらいの、そんな感じの英語力でした。
相方さんには兄がいるのですが、兄とその彼女の英語はもう普通の英語。
ペラペラペラ~っと話しかけてきてくれました。
が、しかし。
やっぱりイギリスの人たちの独特のイギリス英語に耳慣れしている私は、イギリス英語とは全くイントネーションや抑揚の違う、どちらかというとアメリカ英語よりのオランダ英語という感じの音程で話す彼らの英語が、結局はかなり聴き取り辛く…涙
英語しか私が彼らとコミュニケーションを取れる手段はないのに、私自身の英語力が低いことが原因でうまく会話を続けられない…
という気分に陥ってしまい、久しぶりに英語を口に出すことを億劫に感じてしまいました。
こういう感情はイギリスにいた時、特に序盤の頃にも感じたことがあったのですが、簡単にいうと、イギリスにいた時には毎日英語漬けの環境にいて、あまりない英語力でも、それはそれできちんと普段の生活の為の必須事項なので、臆することなく英語を話していたんだと思います。
ですが、ここ1年、イギリスから帰国してから日本の地元で相方さんと時々電話で話したり毎日メッセージのやり取りをしてはいますが、それ以外に英語を話すという環境がない。
英語を話す必要のない今の普通の生活に私の脳みそが相当油断しており、なまった脳みそは、久々に絶対英語を話さなくてはならないという場面に遭遇した今回、イギリスにいた当時のようにフル稼働してくれず、それによって英語を口に出すことを億劫に感じてしまった…
という感じだったと、自分では分析しています。
>>関連記事:日本でアメリカ人夫妻に1週間付き合ってみて感じたことあれこれ
今の段階ではオランダ語の会話に入ることは相当難しい
とは言え、まだ英語を理解する(中途半端に)ことによって、家族とのコミュニケーションも取ることができました。
しかし、何度も言いますが、やはり彼らはオランダ人なので、オランダ語を話すわけです。
特にご両親が英語があまり堪能ではないので、それに合わせて兄、兄の彼女、相方さんも、私に関することでない話題はオランダ語で会話をしていました。
これって、相方さんが日本に来た時は完全にその逆バージョンで同じ状況が生まれるのですが(日本語をまったく理解できない相方さんの前で私や私の友人家族は日本語で会話をする。)、何でしょう、まだ日本人の私の友人家族は、英語がわからないなりに、何とかカタコトで相方さんに質問をしたり、積極的にコミュニケーションを取ろうとしてくれます。
しかし、いざ自分がその立場になると、結構厳しい状況だなこれは…ということに改めて気付きました。
その場その場は乗り切れるのですが、やっぱり家族のオランダ語での会話に入ることは物理的に無理でした。
もちろん、相方さんの家族はとてもいい人たちで、感じが悪いなんてことも一切なかったのですが、単純に、気心が知れた人と話す時には、いくら英語が堪能なオランダ人とは言え、当たり前ですが、オランダ語で会話をするわけです。
その空間にいて、何一つとしてオランダ語を理解しない状態で時間を過ごすのは、結構キツイものがありました。
ましてや、相方さんの94歳のおばあちゃんは英語は全く通じません。
その為おばあちゃんと会話をするためには絶対的にオランダ語を理解することが必要になってきます。
まとめ
長々と書いてきましたが。
結局、語学留学でイギリスに行って、はじめの3ヶ月をホームシックで病んだ時につくづく痛感した、
旅行と住むとは全く違う
というこの気付き。
>>関連記事:ホームシックに英語の壁…ひたすら辛かった初めてのイギリス生活を乗り切った方法
今回オランダでもひしひしと改めて感じました。
今回はたった6日間の短期旅行だったからまだ良かった。
英語が通じるし、現地の人と会話をする機会もそんなにない。
ただ、やっぱり、住むとなると、そうはいかないだろうなと痛感しました。
オランダにいるのに、ずっと英語だけで生きて行こうとするのはやっぱりちょっと難しい。
願わくば、現地に行ってからオランダ語の語学学校に通いたい…と思ったりもしますが、お金がかかりますのでねぇ(=_=)
お財布と相談です!
イギリスに初めて住み始めた時は本当にゼロからのスタートでした。
今回はまだ英語を少なからず理解することが出来る状態でのオランダ暮らしなので、あの頃よりかはゼロからのスタートではないと思いたい!汗
イギリスにいた時とは環境がかなり違うので、たくさん戸惑うことはあると思いますが…
どうなることやら!
とりあえず、とにもかくにも、英語、そしてオランダ語を勉強しなくては!
頑張るぞー!
>>関連記事:オランダってどういう国?オランダ初心者の私が紹介します。