日本では外国の通貨というとアメリカドルの印象が強いですが、忘れがちというか意外に日本人は意識していなかったりするのがイギリスの通貨がポンド(pound)だということ。
通貨の記号は「£」です。
さて、このイギリスの通貨「ポンド」なのですが、日本円に比べると、コインとお札と合わせてたくさんの種類があります。
私自身、イギリスへ語学留学をすると決めてから初めてイギリスを意識して、初めて現地で本物のポンドを目にして手にしたわけですが、コインとお札の種類が全然日本とは違っていて面白いな~と感じました。
今日はそんなイギリスの通貨ポンドの種類についてちょっと紹介してみようと思います。
この記事こんな方におすすめ
- イギリス豆知識を知りたい
- イギリスへ行く予定があるのでイギリスのお金について知っておきたい
たくさんの種類があるポンド
ポンドの種類
まず、どんなコインとお札があるのかというと、以下の通りです。
ポンドコイン
- 1ペニー(1p)1penny
- 2ペンス(2p)2pence
- 5ペンス(5p)5pence
- 10ペンス(10p)10pence
- 20ペンス(20p)20pence
- 50ペンス(50p)50pence
- 1ポンド(£1)1pound(発音はワン・パウンドと言う感じ)
- 2ポンド(£2)2pounds(発音はトゥー・パウンズと言う感じ)
ポンド紙幣
- 5ポンド(£5)5pounds
- 10ポンド(£10)10pounds
- 20ポンド(£20)20pounds
- 50ポンド(£50)50pounds
「5p」と書いてあると、まるで「5ポンド」のように感じてしまいますが「5ペンス」のことです。
また、なにゆえ1ペニーだけ「ペニー」と言うのかと言うと「ペンス」は複数形なんですね。
その為1pは「1ペニー」、2pからは「2ペンス、3ペンス…」となるわけです。
また個人的に面白いなーと思ったのが「2」のくくりがあるところ。
私としては1円、5円、10円、50円…のように、だいたい5とか10とかの区切りでお金はあるものというのが身に付いていたのですが、ポンドには「2ペンス」や「2ポンド」「20ポンド」があって、これがどうにもピンとこなくってですね。笑
なんで「2」で区切ろうと思ったんだろうと…なんとなく疑問が湧いてしまうのです(^^;)
コインの数字とコインの大きさ
イギリスのコインには基本的には数字が書かれていません。
どういうことかというと、10円玉ならば10円玉に「10」と書いてある日本円のコインですが(5円玉は「五円」と書かれているけど)、イギリスのコインには文字で「Ten Pence」「Five Pence」と書かれているだけで、数字が書かれていません。
数字が書かれていないとお財布をのぞいたときにぱっと見で数字の判別がつかず、始めのうちはかなり混乱しました。
意外に不便なんですよね(^^;)
慣れてしまえば大丈夫なのですが、このお金の判別に慣れるのに結構時間がかかりまして、長いこと混乱の時期がありました。
スコットランドにはスコットランドのお金がある
これはスコットランドに行った時に体験したことなのですが、イギリスから独立をしたいくらい自分たちの文化や言語にとってもこだわりがあるからなのかな?
スコットランドは自分たち独自のポンドを持っています。
上の写真がスコットランド紙幣の10ポンド、下の写真は普通の紙幣の10ポンドです。
どちらも通過としては同じポンドでもちろん価値も同じですが、デザインがまったく違います。
イングランドとウェールズで使われている普通のポンドはコインからお札まで全てエリザベス女王の顔が載っているのですが、スコットランド紙幣はエリザベス女王ではないんですね。
同じくイギリスの一部である北アイルランドも独自のポンドを持っているそうです。
また、このスコットランド紙幣はイングランドとウェールズでも使えるそうですが、使えないところもあると聞いていたもので、スコットランドからそのまま紙幣を持ち帰るかどうするか悩みました。
結局現地で使ってしまって持って帰らないことにしたのですが、少なくともスコットランド紙幣は日本ではポンドとして日本円への換金ができないそうですので、日本に持って帰る場合には記念として持って帰るしかなさそうです(^^;)
イギリスのポンドは色んな意味で種類がたくあんある
コインとお札の数が多いという他に、場所によって違うデザインのものまであるイギリスのポンド。
銀行の人とか大変そう~…とつい思ってしまいます(^^;)
イギリスではカード社会化が進んでいて、みんなあまり現金を持ち歩いていないのが今は普通のようですが、確かにこれだけの種類のコインが財布に入っていたらパンパンになってしまうし、重い…
とは言え、有料のトイレなどではコインで支払いをする必要があったりするところがあったりもするので、全く持っていないということもできず、程よくコインをケースに入れて持ち歩くようにすると良いかと思います。
お金の種類一つでこんなにも楽しめるイギリス。笑
訪問される際には是非ともポンドをまじまじと眺めてチェックしてみてくださいね!
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