イギリスで訪れてみたいところに挙がる場所の一つ、コッツウォルズ。
日本人には良く知られている「イギリスと言えば!」という場所で、特にバイブリーはとても人気だと思います。
バイブリーのとても有名な場所がこちら。
これは私が2016年の9月に実際に訪れた際に撮った写真ですが、この可愛い家が立ち並ぶこの場所の写真が日本人にはとても有名で、
コッツウォルズと言えばここ!
…と、訪れてみたい観光地の一つに良く挙がっています。
さて、そんなコッツウォルズ。
そして特にこの「バイブリー」と言う村。
実はイギリス人にはあまりピンとこない場所なのです。
今日はそんなコッツウォルズについて紹介します。
日本人に人気の観光地コッツウォルズ
コッツウォルズ(Cotzwolds)はもちろん知られており、特に訪れるのにオススメされるのが、ボートン・オン・ザ・ウォーター(Bourton-on-the-Water)という街です。
この街には小さな綺麗な川が街の中を流れており、「水の街」とも呼ばれているそうです。
さて、日本人に人気の「バイブリー」なのですが。
まず、「コッツウォルズに行く」とイギリス人に伝えた時に、「バイブリー」をオススメされることはないと思います。
それはなぜか。
実はバイブリーは、イギリス人にはそんなに知られていない村なのです。
特に「バイブリー」を英語で書くと「Bibury」となるのですが、イギリス人にこの村の名前を見せても、
「ビブリー?知らないなぁ。」
という反応が返ってくる可能性が非常に高いです。
(私の経験上ですが。笑)
「Bibury」の正式な発音は、私達が知っているのと同じ「バイブリー」。
ですが、イギリスの人はどうやら実際にバイブリーについて何かしら知っているか、ローカルの人でないと「ビブリー」と呼んでしまう程にはバイブリーについて認識が非常に薄いようです。
以下は私の語学学校の先生から聞いた話。
日本人やアジア人にとても人気の観光地になっている村がコッツウォルズにあるらしい。
でも、地元の人はなんでそんなに観光に来るか最初は意味が分からなかったらしいよ。
いきなり観光客が増え始めて、彼らが家の写真を撮って行くようになったらしい。
でも、今はそれを受け入れて、観光地として力を入れているらしいよ。
それを聞いた時、私は「きっとそれはバイブリーのことだ。」と伝えました。笑
が、やはり先生は「バイブリー?」という反応。
ということで、グーグルマップで位置を見せつつバイブリーの写真を見せて、先生にバイブリーを教えてあげました…笑
小さな可愛い街…村?バイブリー(Bibury)
さて、そんなバイブリーですが、実際どんなところかというと、本当に本当に小さな街…
いえ、村?です。
有名な上の写真の場所しか見るところはなく、30分もあればメインどころはまわれてしまう、本当に小さな村です。
上の写真を反対側から見るとこんな景色。
この道を進んで左へ曲がりまっすぐ行くとすぐに村唯一のホテル「スワンホテル」があり、そこがまたかなりいい味を出しています。
スワンホテル(The Swan Hotel)
このホテルの目の前にはとても透明度の高い水の小川が流れており、そこには野生の白鳥や黒鳥、鴨などがいます。
また、バイブリーは魚のマスを養殖しているらしく、スワンホテルのすぐ近くに観光客向けに作られたと思われるお土産屋さんがあるのですが、そこのカフェでマスを使った料理をオーダーすることができます。
私が訪れた時には、そのお土産屋さんの前が丁度観光客用のバスの停留所になっており、続々とバスが到着。
私が見た感じでは、中国人と日本人の観光ツアーのバスでした。
実はバイブリーは、個人で訪れるのは若干難しい場所にあり、個人の車を使って訪れない限りは、バイブリー観光用のツアーを申し込まれることをオススメします。
ボートン・オン・ザ・ウォーター(Bourton-on-the-Water)
初めに少し触れましたが、コッツウォルズにはボートン・オン・ザ・ウォーターという、イギリス人がオススメする素敵な街があります。
こちらもそんなに大きな街ではないのですが、色んな雑貨屋さんなどのショップやパブが川沿いにたくさん立ち並んでおり、雰囲気がとてもいい街です。
車で個人的に訪れる際には、バイブリーとセットで訪れるといいですね♪
宿泊した街モートン・イン・マーシュ(Moreton-in-Marsh)
コッツウォルズは街の名前が長い…笑
私がコッツウォルズを訪れた際には、モートン・イン・マーシュ(Moreton-in-Marsh)という街に宿泊しました。
正式にいうと、近場のキャンプ場で2泊キャンプ、最後の1泊をこの街でしました。笑
宿泊したホテルはこちら。
ホワイトハートロイヤルホテル(White Hart Royal Hotel)
このホテルは昔々の国王チャールズ1世が身を寄せた場所という、王家ゆかりの場所です。
つい先日、イギリスのご飯はあまりおいしくないということについて記事を書いたばかりですが、このレストランの料理はかなり美味しかったです!
>>関連記事:「イギリスのご飯は美味しくない」の本当の意味
スタッフもとても愛想が良く、記念写真なども快く撮ってくれました。
朝食はビュッフェスタイルでしたが、メニューの中から注文することもできました。
パブもレストランもとっても素敵!
とても古くて歴史を感じるホテルでした。
ホテルの周りにはこれと言って何もたいした場所はないのですが、車でボートン・オン・ザ・ウォーターまで15分程の距離にあり、少し足を延ばせばバイブリーにも簡単に行ける距離にありますので、オススメのホテルです。
オススメのキャンプ場【Folly Farm】
先に少し触れましたが、2泊を過ごしたキャンプ場について、せっかくですので紹介しておこうと思います。笑
場所はボートン・オン・ザ・ウォーターの近く。
Folly Farm Camp Siteです。
<住所>Folly Farm House, Bourton-on-the-Water, Cheltenham GL54 3BY, UK
<ホームページ>http://www.cotswoldcamping.net/home
私が訪れた際には、テントやバーベキューセットを持って行ったのですが、シャワー設備(1ポンド)があったり、トイレもあったりと、かなり快適に過ごせました。
こんな感じでテントを設置。
エアーベッドも持参していたので、それをテント内に置いて完成!
このキャンプ場を拠点に周辺の街を訪れました。
近所で開催されていたスチームエンジン(蒸気エンジン)ショー。
やはりパブはどこにでも欠かせませんね。笑
このスチームエンジンのイベントは9月の半ば頃に開催されていました。(2016年時点)
その頃の時期にこの近辺を訪れる際には是非チェックしてみてください。
まとめ
コッツウォルズと言っても、バイブリーだけでなく、周りにいい感じの街が集まっており、ナイスなキャンプ場までありますので、是非車を使って自由にあちこち訪れてみてほしいところです。
観光バスツアーででももちろん美しい景色や街並みを堪能することが出来ると思います。
ロンドンなどの大きな街とは違った、イギリスの田舎風景、伝統的な建物など、ローカルな風景を見ることができますので、コッツウォルズ、是非足を延ばしてみてください。
>>オススメ記事:イギリスに来たら訪れて欲しい!イギリス西部の港街【ブリストル】