昨日はお友達のクリスくんとロンドンでお茶してきました。
この彼は日本語を勉強中、私は英語を勉強中ということで意気投合し、時々お茶しながらランゲージエクスチェンジをしています。
※お茶を買う為に並んでくれているクリスくんの図。
いつもは英語のみで話をしているのですが、今回は彼の要望により、
半分英語の時間
半分日本語の時間
という風に時間設定し、お互い英語と日本語で3時間半トークしてきました。
(クリスくんの日本語レベルは私の英語レベルよりも低いため、必然的に英語トークが多めにはなりました笑)
その中からいくつかの話題を紹介したいと思います。
日本では脚を使わない
イギリスでは、脚を使って棚を閉めたり、ドアを閉めたり、ものを動かしたり…という場面をよく目にするのですが、日本でそれをするととても行儀が悪いということになる、という話をしました。
これは日本だけではなく、以前タイ人の友達とこれについて話したことがあり、
タイでは脚であんなことするんて考えられない…
あんなことしたら怒られる…
と友達が言っていたように、アジア圏、特に仏教圏の人は同じような感じ方をするのかもしれません。
その話を聞いたクリスくんは、
「そうなの!?なんで脚を使っちゃダメなの?」
と、とても意外そうな表情と反応をしていました。
きっと根本的に感じ方が違うんだなぁと感じました。
しかし。
クリスくんが彼の妹とそれこそ先週一緒にテレビを見ていた時のこと。
テレビに映っていたイギリスの人気シェフ、ジェイミーオリバーがオーブンのドアを足で閉めたらしいんですね。
それを見ていた妹さんはイラついて、
「マナーが悪い!」
と、その後ジェイミーオリバーが足でオーブンのドアを閉めたことについて10分ほど文句を言っていたそうです笑
時と場合と人によってはそう感じる時もあるようですね笑
率先して後片付けをするのは良い?悪い?
これは最近どこかで目にした話題なのですが、
人の家にお呼ばれした時、例えばホームパーティーか何かにお呼ばれした時に、ゲストが率先して後片付けを手伝ったとしたら、それをどう捉えるか尋ねてみました。
彼曰く、もし片付けを手伝うとしたら、「手伝おうか?」と先にホストに尋ねた方がいいかも、とのことでした。
もし率先して勝手に片付けを手伝い始めたら、言い方悪いかもしれませんが、若干「しゃしゃって見える(出しゃばって見える)」らしいです。
個人で感じ方はきっと違うとは思うのですが、彼はそう言っていました笑
あくまでホストが主催しているパーティーなので、ホスト主導でことが動いた方がいい、ということなのだと思います。
…と、私は理解しました。
なぜイギリスには外に自動販売機がないのか
これはイギリスだけに限ったことではないですが、ヨーロッパ数カ国を訪れて実際に見た感じ、日本のように自動販売機は基本的に外には絶対に置いてありません。
大きなショッピングモールの中や、駅、空港でしか見かけることはないと思います。
やっぱり外に置いてあると壊されたり取られたり、危険だからだろうか…
という話をしていたのですが、クリスくん曰く、
最近イギリスでは、営業時間を過ぎて既に閉まっているショップに、スクーターに乗ってそのまま突撃、ガラスのドアなどを破壊して乗り込み、物やお金を盗むという犯罪が頻発しているそう。
普通のお店ですらそんなことなのに、自動販売機なんて置いてたらそれはもう…
やっぱりやめといた方がいいね…苦笑
ということで話がついたのでした…。
イギリスで鼻をすするのはタブー
絶対ダメ!ということではないと思いますが、イギリスでもしあなたが鼻をすすっていたとしたら、かなり嫌がられると思います。
が、こちらでは鼻を人前だろうがなんだろうが思いっきりかみます。
そして確かにイギリスで鼻をすすっている人は一度たりとも見たことがありません…!
日本では人前で鼻をかむのはちょっと恥ずかしかったり遠慮してしまったり、あまりお行儀のいいことではないという感じがあると思います。
ですが、これまで気にしたことがなかったのですが、日本では鼻をすすっているのは普通の光景だったりしますよね。
イギリスでは鼻はどこであろうがすすらずに出しましょう!
★イギリスのティッシュ事情についてはこちら。
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日本語はオノマトペが大量すぎて覚えるのが大変
「ワクワク」「ザラザラ」「モチモチ」など、音で感触や感情を表現するオノマトペが大量にある日本語。
彼はそれを覚えるのが大変だと言っていましたが、私は私で普段オノマトペで日本語で表現している感情や感触を英語でなんと伝えたらいいのか毎回悩み、いっこうにその単語を覚えることができません…。
「ワクワク」であれば「excited」
「もちもち」であれば「sticky」
など、それぞれ表現する単語があるのですが、日本語のように音で表現する訳ではないので、ちょっと日本人としては表現の具合が物足りないというかそんな感じの気分になります…笑
クリスくんがなかなか覚えられないと言っていたのは、「しょんぼり」。
言われるまで思い浮かびもしませんでした笑
なるほど。
オノマトペですね。
「ガッカリ」とか「寂しい」とか、そういう時に使うんだよ〜と伝授しておきました。
「もったいない」は英語でなんという?
以前、ケニア出身の環境保護活動家のワンガリ・マータイさんが世界に広めたと言われる、日本語の「もったいない」。
英語だと「wasteful(無駄な)」と言う単語になるのですが、ワンガリ・マータイさん曰く、
「もったいない」に感銘を受けた後、この意思と概念を世界中に広めるため他の言語で該当するような言葉を探したが、「もったいない」のように、自然や物に対する敬意、愛などの意思(リスペクト)が込められているような言葉が他に見つからなかった。
消費削減(リデュース)、再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)、尊敬(リスペクト)の概念を一語で表せる言葉も見つからなかった。引用元:Wikipedia
とのことで、「MOTTAINAI(もったいない)」自体を世界に広めようとされたそうです。
しかし、「MOTTAINAI」と言ったところで、その言葉を知る人には出会ったことがなく、通じません笑
そこで、私ももっと日本の感覚に近い感じで言いたい場面が結構あったりする時に、「もったいない」を英語でどう表現するのが一番いいかをクリスくんに聞いてみました。
食べ物を残したりすることに対しての場合は、
「Don’t let it go to wast」
が一番しっくりくる感じ。
「それを無駄にしないで」
「それをゴミにしないで」
のような感じですね。
時間に関しての場合は、
「You have got to make the most of it(your time)」
がしっくりくる感じ。
「あなたはそれを最大限に活用しなきゃ」
「せっかくその時間があるんだから」
のような感じですね。
うーん。
英語で言うと、長い…。
「もったいない」はいろんな状況に対して意味が一言で伝わる言葉なのでとても便利ですね!
「しょうがない」は英語でなんという?
「しょうがない」と言いたくなる場面もたくさん出てくるので、英語でなんと言うのが一番しっくりくるかについても話をしました。
クリスくんとしては、
「Never mind」
(気にしないで)
もしくは、
「Shit happens」
(ついてなかったね)
これらが一番しっくりくるのではないかということでした。
確かに、「しょうがない」感じが伝わりますね!
ちなみに「shit」は、ムカついた時に「●そッ!」という意味で使ったり、う●ちのことを意味する言葉なので、使う時には注意しましょう笑
まとめ
日本語を勉強中のクリスくん。
村上春樹の小説を日本語で読むことにチャレンジしていたり、空手も習っており、日本に興味津々です。
日本にはまだ行ったことがないそうですが、観光地をまわるような旅よりも、日本の生活を感じることができるような感じで日本を訪れてみたいと言っていました。
実際に日本に興味のある人と話をしていると、文化や風習などたくさんのことのついてお互いに色んなことを知れ、色んなことを伝え合えるので、英語と日本語の勉強になるということ以外にも多くのメリットがあります。
ちなみに今回はカフェを二つハシゴしたのですが、どちらも出してくれたので非常にありがたかったです笑
ご馳走様でした!