シリーズ2回目。
ホームステイ先で共に暮らしていたハウスメイト達について紹介しております。
初回をまだ読んでないよ~という方は、こちらからどうぞ☆
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サウジアラビア人のアズィールが家を出たあと、ホストマザーは新たな生徒を受け入れました。
今回第2回目は、アズィールの次にやって来た、トルコ人のトルコくんについて紹介したいと思います。
そもそも名前を思い出せない…
サウジアラビア人のアズィールが家を出た後、次にやってきたのはトルコ人の青年でした。
彼の名は…
分からない…(;_;)
もうまったくもって、微塵も覚えていないという…汗
それほどその彼とは全くかかわることもなければ話したことも顔を見たことすらほぼなく、一度学校から家への帰り道に前を歩いていた彼を見かけたことと、家でトイレから出て来た彼を一瞬チラっと見たことがあるくらいで、本当に顔を思い出すことすらできません。
一つ思いだせるのは、イケメンだったということ。爆
はい。
トルコくんは、イケメンでした。笑
しかし、そんな彼はわずか2週間ほどしかステイ先に滞在しなかったのです…。
本来であれば1ヶ月滞在予定だったトルコくん。
しかし…
最終的にホストマザーに追い出されてしまうのです…。
謎の青年トルコくん
ホストマザーはとにかく彼についての不満を私に漏らしていたのですが、その内容というのがこちら。
- 部屋がとにかく汚い。
- 全く話そうとしない。
- 愛想が悪い。
- トルコくんの部屋=ホストマザーの家であるわけで、部屋にあるものは全てこの家のものなのに彼の家具の扱いが悪い。
このトルコくんは、私とは違って食事つきのプランで滞在していたわけではありませんでした。
その為彼は外食をするなりなんなりして食事をとっていたと思われるのですが、家で食事を食べないということもあって、余計にホストマザーや家族との関わりもなく、本当にただ部屋に住んでいるだけで顔を見せることもないという状況でした。
ある日彼の部屋に掃除に入ったホストマザーは、棚の上に彼女とおぼしき女性と彼が一緒に写った写真を見つけた模様。
とにかく彼を好いていなかったホストマザーは、
「あんな子に彼女がいるなんて…!信じられない!」
…と、それについて私に報告してくれました(^^;)
ついにキレたホストマザー
そんなある日のこと。
ヒーターの壊れた部屋に住んでいた私は寒さをしのぎつつ、ベッドの上で毛布に完全に本当にミノムシのようにくるまって寝ていました。
★ものが壊れまくる話についてはこちら★
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そして夕方の17時か18時くらいだったと思います。
本来であれば夕食の時間か、もしくはしばらくしたら夕食、という時間でした。
突然ドアの外で激しい音が…!
本当に「ドドドドドドンッ!!!!」という激しい音でした。
それで驚いて飛び起きた私。
何事かと思いました。
私の部屋はリビングルームから一番奥の位置にあり、突き当りが私の部屋のドア。
それに向かって90度右隣りに夫妻の部屋、その隣がトルコくんの部屋でした。
びっくりして飛び起きた私でしたが、そのまま部屋の中で様子をうかがっていました。
すると、ガチャっと音がして、トルコくんが部屋から顔を出したようでした。
激しい音は、ホストマザーが彼の部屋のドアを思いっきり激しくノック…
というよりは、叩いている音だったのです。
そこから二人の…というよりは、ホストマザーの怒鳴り声が聞こえてきました…。
ほとんどホストマザーが話している声しか聞こえませんでしたが、ホストマザーは大きな声で、
「THIS IS NOT YOUR HOUSE!!!!!! THIS IS MY HOUSE!!!! NOT YOURS!!!!! IF YOU DON'T WANT TO STAY HERE, GET OUT!!!!!!」
…と、大怒り…。
ここはあんたの家じゃない!
私のうちなのよ!
いたくないんだったら出て行きなさい!!!!
と、もう思いっきり、「出ていけ!!!!」と言っていました。汗
そう言われた後トルコくんの声が聞こえました。
彼は、「OKAY.」と一言。
そしてドスドスドスと部屋の前から去っていくホストマザーの足音を聞き、トルコくんの部屋のドアも閉まり…
少し時間をおいて、ようやく私も彼の部屋の前を通って、夕食をとる為リビングへ顔を出しました。
それはアカンかったかなトルコくん…
リビングへ行くと、もうムッカムカが止まらないといった状態のホストマザーが私の夕食を準備してくれていました。
私にはそんなムカッ腹立っている時でも普通に接してくれる彼女でしたが、さっきの言い合いについて私に早速愚痴ってきました。
今日あの子の部屋に掃除に入ったのよ。
そしたらね!?
デスクの上にね、ボールペンで文字が書いてあったの!!!
鉛筆じゃないのよ!?
ボールペンで!!
ボールペンで書かれたら消せないじゃない!?
それにそのデスクはこの家のものなのよ!?
それなのに落書きして!
それを注意しに行ったら、あの子なんて言ったと思う!?
「大したことじゃないじゃん。」
って言ったのよ!?
もう信じられない!
もう無理だわ。
あの子にはもう出て行ってもらう。
明日学校に電話して速攻出て行ってもらうわ。
うーむ…
なるほど…
ささいなことではあるけれども、確かにそのふてぶてしい感じの言い返しをされては…
ただでさえピリピリしていたホストマザーの逆鱗に触れてしまったようでした…。
ある意味盛大にお見送り
翌日。
私が語学学校から家に戻ってみると、家には見たことのない人達が数人来ていました。
ホストマザーが軽く紹介してくれましたが、仲のいい近所の女性と、甥っ子とその彼女、親戚の女性たちということで、5人程。
ちなみにその仲のいい近所の女性というのが、何やら以前警察官をしていた人らしく…。
ふーん…(´・ω・`)
と思いつつも、ただ家に遊びに来ただけなのかなぁ~と思いつつ、挨拶をしていたのですが、ホストマザーがウキウキと、
「あの子今日出て行くのよ~!」
と私に言いました。
どうやら本当に昨日の今日で彼の学校へ連絡し、今日のうちにどうやら彼は出て行くことになったよう。
うわぁ~
展開早いなぁ~と思いつつ部屋に戻った私。
その時点でまだトルコくんは家に戻っていませんでした。
するとしばらくして。
ホストマザーやその他のみなさんが、トルコくんの部屋に入り、何かドッタンバッタンと作業を始めました。
何かと思ったら、どうやら彼の荷物を勝手に彼のスーツケースに詰めている模様。
その物音を聞いて私は察しました…。
ははぁ…みんなで盛大に見送りに来たのだね…
と…。
ホストマザーは一人でトルコくんに対抗(?)するのは嫌だったのでしょう。
味方を呼び集めたようでした(^^;)
しかも元警察という人まで!(^^;)
しばらく時間が経ち、ついにトルコくんが戻って来ました。
私も部屋の中でおとなしくしつつ聞き耳を立てていました。
おかえり~!荷物まとめといたわよ。鍵、鍵を渡しなさい。
そんなやり取りが聞こえてきました…。
トルコくんは自分でも少し荷物をまとめると、既に準備されていた荷物と共にすぐに家を出て行きました…。
…と思ったら、私の部屋がノックされました。
ドアを開けてみるとそこにはホストマザー達が。
ごめんね!ちょっと入らせて!あの子がここを出て行くのをしかと見届けるんだから!
とのことで、みんなして私の部屋へ…。
私の部屋には彼が去っていく方向を見れる大きな窓があり、そこからトルコくんをこっそり見送り…
というよりは、去っていく姿を拝んでやろうということだったようです(^^;)
行った?もう見えなくなった?
等と言いつつ、こそこそと彼を見送った後、ごめんね~ありがとう~と言いつつホストマザー達は私の部屋を出て行きました…。
まとめ
というわけで、完全に家を追い出されてしまったトルコくんでしたが、完全なる第三者として様子を見ていた私としては、ホストマザーもちょっと大人げなかったなぁと思わないでもありませんでした。
特に私の住んでいたこの家は、たくさんではありませんが、いくつかあるルールを守らなければならず、例えばシャワーの時間であったり、ご飯に遅れる時であったり、大したことではないかもしれませんが、実はちょっとストレスになる部分が確かにあるにはありました。
また部屋には鍵はついておらず、自分が部屋にいない時にホストマザーは好きに部屋に入ってきて掃除をしてくれたりしていたのですが、勝手に部屋に入られるのが嫌だというような方にはちょっと難しい家だったかもしれません。
私は細かいルールは確かにストレスに感じる時もありましたが、シェアハウスに移る3ヶ月の間だけ!
と思い我慢できましたし、そこまで辛いものではなかったので大丈夫でした。
とりあえずこのトルコくんは完全に我が道を行ってしまったパターンで、家族とコミュニケーションを取ることもなかったので余計に…こんなことになってしまったのだと思います。
次回はシリーズ最終回。笑
3人目のハウスメイトについて記事にしようと思っていますので、楽しみにしていただけると嬉しいです!