ここ最近よく、ホワイトウォッシュだ~なんだ~と、偏見だ~差別だ~と世間が前以上に騒がしい感じがしますが…
イギリスで日本人は実際どんな感じなのか。
どんなふうに思われているのか、扱われるのか、差別はあるのか。
今回はそんな気になるイギリスの日本人差別事情について紹介します。
やっぱり時には…そんなこともある。
日本人というブランドは、イギリスでもなかなかに効果抜群。
初めは中国人と間違われた友人がお店の店員からかなり愛想悪く対応されていたところ、自分が日本人であることを伝えるとその瞬間態度が豹変し、「ごめんね~!中国人かと思って~!」と言われ、その後は普通にフレンドリーな接客をしてもらった、という話をいくつか聞いたことがあります(^^;)
とは言え、残念ながら、やはりアジア人とひとくくりにされ、もしくは日本人と分かって嫌なことを言ってきたりする人がいるのは確かです。
とある友人がバスに乗っていた時の話。
近くに小学生くらいの男の子を連れたお父さんが立っていたそうです。
するとこんなやり取りが聞こえてきたそう。
息子「ダディ~この人(私の友達)が邪魔だよ~。」
パパ「ちっ。全く。このイエローモンキーが。邪魔なんだよ。」
英語が分からないとでも思っていたのでしょうね。
でも、我が友人は英語ペラペラのコでしたので、しっかりと聞き取ってしまったわけです。
また、その友人は別の状況で「ジャップが!!」と突然見知らぬ人に言われたこともあるそう。
彼女は英語力のかなり高い大学生でしたので、イギリスにいても周りの人との意思疎通は完璧にできていましたが、そういったことが重なったこともあって、初めのころはかなりホームシックになってしまっていました。
>>関連記事:ホームシックに英語の壁…ひたすら辛かった初めてのイギリス生活を乗り切った方法
また、タイ人の友人も、歩いている時にいきなり道路上で車が自分の横に停まり、「ニーハオ!!」としつこくからかわれて怖かった…と言いながら語学学校に登校してきたことがありました。
実はそんな経験が一度もない私
そんな中。
肝心の私はというと…
ありがたいことに一度もそういった経験をしたことがありません。
周りの日本人の友達やタイ人の友達が、中国人や韓国人に間違われる中、私はというと…
どこの国の人種にも間違われたことがありません。
「あなた日本人?」はおろか、「韓国人?」「中国人?」などと聞かれたことが一度としてないのです。
実は私は…
日本的にいうと、かなり濃い顔の持ち主なのです…。
もっと良い言い方をすると、ハーフ顔というやつです。
自分としては東南アジア系の顔だと思っているのですが…。
これまでの人生の中で、初めて会った人に「ハーフですか?」と何度聞かれたことでありましょうか。
しまいには、「ロシア人のハーフですか?」と具体的な国名を挙げて来た人も( ゚Д゚)
そしてそれは日本人に言われるだけではなく、極めつけはフランス人の知人にまで「ハーフなの?」と聞かれる始末。
そのフランス人の知人曰く、どこの国とは言えないけど、どこか西洋の国のハーフというか、血が入っているように見える、とのことでした。
それが功を奏しているのかは分かりませんが、これまでイギリスにいて「〇〇(アジアの国)人ですか?」と聞かれたことは一度もなく…。
そのせいもあってか、ただただ運が良かっただけなのか、友人たちが経験しているような日本人やアジア人に向けてのちょっとした差別のようなものを受けたこともなく、とても平和に過ごせたイギリス生活だったのでした…。
まとめ
ありがたいことに私はそういった傷つくような経験をしたことがありませんが、友人たちから間接的に彼らの受けたちょっとした差別について話を聞くと、怖いな…とか悲しいな…という気分になります。
そのつもりがなくてうっかり相手を傷つけてしまうのとは全く違って、明らかに一種の攻撃の一つと言ってもいいと思うのです。
ですが、こういったことはアジア人に限って起こることではなく、今は特にアラビックの人たちがこういった目に合うことが多い世の中になってしまっているので…。
実を言うと、私も語学学校での経験から、あまりアラビックの人々にはいい印象を持てていないのですが、自分の中ではそれはただ単に彼らの生活態度や考え方が「苦手」というだけであり、もちろん人にもよりますので、別に差別しているつもりはありません。
が…。
これも一つの差別になるのでしょうか…。
本当にこの問題は難しい問題ですね。
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ここ最近のホワイトウォッシュがどうのこうのと騒いでいるあれこれは私としては行き過ぎ言いすぎだと思っていたりもするんですけどね。
うーん。
難しい!
なんだかまとまりのない記事になってしまいましたが、とりあえずは、これからイギリスに行かれる方などで差別などが気になるという方は、万が一そんな目にあったとしてもひとまずは気にしないことが一番です。
差別や偏見の感情を持っている人はそれだけ世の中のことを知らない、ただの自己中なプライドの高い可哀そうな人たちなんだ…
と勝手に思ってみると、気分がすっきりすると思います。
もちろん万が一危険な目に合ったりした場合にはうまく逃げるか、すぐに警察に行くなり対応してくださいね!
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日本とは違って外国、イギリスでは何があるか本当に分かりませんので…。
差別など受けることのない、楽しいイギリスライフをみんなが送れることを祈っています…!